車検切れ期限が近い車をお得に売るポイントとは?

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車買取査定に出す時に気になる車検切れ期限が近い車は、検査に通してから査定に出さなければ評価額が下がってしまうと不安になる方もいます。
売却する側としたら、少しでも高く買取に応じてもらいたいですから、こうした面が気になる事は当然ですが、買取業者は検査を安く行えるような独自ルートを構築しており、検査だけに限らず細かい傷等でも修理に出さずにそのまま出しても問題ありません。

むしろ検査費用や傷修理代をこちらで負担してから買取取引を行っても、その費用負担分で損をする可能性がありますから、そのまま買取の見積りに挑んで売る事が望ましいと言えます。
査定前に検査を通すメリットはほぼ無いと考えても良いですし、わざわざコスト負担を払ってまで査定に挑む事は無いです。

仮に検査を通した状態で査定に出しても、査定額に僅かな上乗せがあるのは現実ですが、検査費用分が高評価として上乗せされる事は無いと言えます。
よって、車検切れ期限が近い車であってもそのまま査定に出してしまっても問題が無いですし、傷に関しても同様に修理費用が査定で上乗せされる事は無いです。

現実の査定において車検がプラスになる基準とは

車検切れ期限が近い車を売る場合でも、査定額に大した影響が無いのでそのまま出した方が良いと上記で言いましたが、実際に残りがどれ位あると有利なのかの線引き基準を知っておいても良いです。
査定士の資格を持っている方が査定を行う事になり、ここでの査定は標準状態と言われる基準が土台となってプラスになったり、マイナスになります。
車両の標準状態と言うのは外装や内装が無傷、エンジンや足回りが走行に支障が無くて良好、走行距離数が標準、タイヤの残り溝が1.6ミリ以上、事故や修理歴、改造工作が無くて腐食や臭いが無い事が挙がり、車検に関しては残り3か月以内である事が基準として定められています。

3か月以内が標準となれば、それ以上に残っているとプラス査定になるのかと言うと、実際には12か月未満でプラス査定は無く、13か月以上でプラス査定となります。
しかもプラス査定になっても買取額が劇的にアップするわけではないと言えます。

車検は通さずに売却した方が良い

車を売る事が決まっているならば、査定前に車検を通すと損をすると思った方が良いですし、検査を通す際には様々な費用がかかってきます。
重量税や自賠責保険料、印紙代、申請代行料、検査費用等のコスト負担がかかってくる事になりますから、この車検費用が査定額でプラス上乗せされる事は無いです。

特に注意したいのは車検切れ期限ギリギリまで乗ってから査定に受ける事であり、査定額にプラスされず逆に損をする可能性があります。
業者側から買取額を下げられてしまうリスクがありますから、車検が切れる直前よりも、3か月前位の期日のタイミングで査定を受ける事が有効です。
ギリギリになってしまっても査定に大きな影響が無いとはいえ、マイナス査定を行ってくる業者は存在します。
大きく値段が下がるわけでは無いのですが、単純に業者側からすれば少しでも安く買いたい理由として挙げることがあります。

車を高く売りたい時には買取一括見積サービスを利用

中古車を少しでも高く売りたい場合には、買取一括見積サービスの利用が有効であり、インターネットを活用する事で複数業者からメールで査定額を提示してもらう事が有効です。
複数業者からの査定をチェック出来ると、自然と競争原理が働く事になり、最も高額で取引してくれる可能性がある業者が見つかる可能性が高まりますし、売却時に複数社査定は必須の方法と言えます。

下取りでの売却ならば、言い値での売り値となってしまって高額取引が難しいですし、オークションでの売却という方法もありますが、慣れていないと取引過程でトラブルのリスクもあるものです。
まずは複数社からの査定見積もりを出してもらう一括査定を利用して、少しでも高額での取引に結び付ける事が第一に行いたいポイントになります。

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